凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

働く!働く!働く!

しんどい頃は起きるのも嫌だったのに、

完治してから「働きたい」という気持ちが

自然に湧き上がってきた

 

わたしは結婚前、保育士をしていた

自分の子どもを自分で育てたかったから

ずっと専業主婦で、病気になったから仕事なんて全然

考えていなかった

でも心の隅に「もう一度保育士をしたい」という気持ちはあったようだ

なんとなく求職のチラシを見るようになり、

家の近くの無認可保育所の募集を見つけた

この時の行動力は自分でも驚く

わたしは電話をして面接に行った

そして採用になった

 

10年ぶりの保育園

10年ぶりの保育士

昔は独身で若くて仕事だけに没頭できた

そして今回は30代で主婦で母

パートで一日四時間程度で週3〜4回

少しずつ仕事に慣れていけるペースだったので

思ったより早く仕事に慣れた

母になってからの保育士の方が、保護者との

コミニュケーションがうまくとれたように感じる

もちろん歳なりに人と話すことがうまくなったのもあるけれど、特にこの仕事は保育士が子育ての先輩という立場だと信頼してもらえる

昔はわたしが言った言葉はあまり深くは届かなかったけど、今回はわたしが話せる事も増えたし保育士からの相談も多くなり、より仕事が充実した

 

子ども達は本当にかわいかった

どの子も愛おしい

ふと自分の周りでたくさんの子ども達が笑って遊んでるのを見て

「ああ、なんか幸せだ…」としみじみ感じたことが

何度もあった

保育士の仕事が好きだった

無認可保育所ということもあって、人手は常に足りないし、残業もあったし(無給)、

身体は疲れるし、何より神経を使う

命を預かる仕事だから

それでも、この仕事は楽しかった