凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

記憶のはじまり

わたしが経験した「鬱」というもの

忘れたい日々だと思ってきたけど

今は記憶から消してしまいたいとも思わない

長い長い年月をわたしは「鬱」として過ごした

それを無いものにするのもおかしいな、と思う

今のわたしを語るにはあの頃のことを外すことは

不自然だ

それでも遠い記憶は薄れていく

頭の中だけの記憶を文字にして残したいと思った

どんな風に過ごしていたか

何を失い、

何を得たか

わたしの為に書いておきたい

だからこれは日記のような備忘録のようなもの

絡まった糸を少しずつほどいていくように

古い記憶から今までを

繋げてみようと思う