凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

2018-01-01から1年間の記事一覧

困ったこと③

これは今はほぼ治っているが… ドラマ大好きなテレビっ子なわたしが テレビを続けて見ることができなくなった 文字と同じで見てても内容が入ってこない そのうち頭がとても疲れてしまう それでもドラマが見たかったから、 全部録画した そして見ながら疲れて…

困ったこと②

料理と同じで鬱の時にできなくなり 今もなおできないこと 「活字を読むこと」 大好きだった読書ができなくなった 新聞が読めなくなった スマホやパソコンの文章は 字が大きめだったり、行間があいているのは 読みやすいが、つめつめの字が並んでると もう受…

困ったこと①

鬱になってできなくなったことがある その一つが家事全般 それでも最近は洗濯はできるようになった 掃除は元々苦手なので今も適当 一番自分にとって不便なのが料理ができなくなったこと 家事の中で一番好きだったのに、料理しようとキッチンに立っても何から…

一生もの

鬱病が世間にだいぶ周知されてきた頃 「鬱病は治る病気」というのも広まった 鬱は辛いけど、適度な休養とお薬で 完治しますよ、と 再発はしやすいけど治ります わたしは鬱の時、いつかわたしも寛解して そして治ると信じていた 「もう一生このまま?」と思っ…

酔っ払い

2度目の鬱の時だったか、 余りに眠れずマイナスな事しか頭に浮かばない 時期があって夜が辛かった 思考が鈍くなって欲しくて眠剤や 抗不安剤を飲むが頭は冴えている ふと思い立って家にある梅酒を飲んだ わたしは普段ほとんどお酒は飲まないし弱い 少し飲ん…

最近のこと

最近のことをひとつ書こうと思う 勝手にやめていたお薬リーマスを また飲み始めた 夏から秋の始まりにかけてわたしの体調は 最悪だった とにかく怠くて気持ちも塞ぐ これは病気のせいというより 単に夏バテだったり更年期のせいだったり するのだが、ほんと…

フレンチトースト

ふと、思い出した話 鬱の時は家事全般ができなくなる 私は料理は割と好きだったのに ほとんどご飯が作れなくなった コンビニ飯、インスタント食品 夫がいる日は外食 息子が学校で給食を食べてきてくれることが 本当にありがたかった わたしはパンとかお菓子…

頭の中の音

時系列がちょっと無茶苦茶になりつつある このブログ 行きつ戻りつしながら思いつくまま書いている もっと最初に書く内容や順番を決めてから 始めればよかったーと悔やんだけど もう今さら一から書く気にはならないので このまま書いていく 薬の話はいくつか…

近況

ちょうど今日、診察日だったので 医師に聞いてみた 「わたしは寛解してますか?」と そしたら寛解状態にあるらしい (やはり完治は絶対ないと強調していた) なぜ聞いてみたかというと、単純に知りたかったのもあるが、不思議な不調が続いているから 2年くら…

病名って何?

鬱前半期→寛解→鬱後半期(ここで病名が 双極性障害二型に変わる)→現在、ほぼ寛解 医師は双極性障害に完治はないと言うので 寛解とは言われてない ただ精神的な症状は何もなく、自分では 治ってると思っている 抗うつ剤はやめたが、気分安定剤は一生飲まなけ…

笑えない話

息子が学校で生活の授業で 「何日毎にお風呂に入るか?」の質問に みんなが「毎日!」と答える中で息子は 「一週間に一度くらい」と答えた 「みんなにえええーーー!って驚かれたよ?」 と不思議そうに無邪気にわたしに報告してきた わたしは恥ずかしさのあ…

友達付き合い

話は1度目の鬱の頃に戻る わたしには当時小学生の一人息子がいたので いわゆる「ママ友」との付き合いもあった どこかのグループに所属することはあえて しなかったけど、それなりの付き合いというものがあった 当然自分の病気のことは隠していたから たまの…

記憶をたどる

鬱前半期の5年間と 鬱後半期の5年間、 それぞれ体調もしんどさも違っていた こんな苦しみ一生忘れないと思っていたけど 実際は徐々に忘れていっている どんな気持ちで日々過ごしていたか、 断片的にはしっかり覚えてるけど ところどころ時系列がはっきりしな…

別人のように

夫の子どもへの説教はわたしから見たら 尋常じゃなかった そもそもそんな怒ること?ということで 怒り始める 沸点が低過ぎる 「叱る」ではなく「怒る」 そして自分の話してる言葉にますます ヒートアップしていくようで、 話はぐるぐる巡り繰り返しになり 息…

休職時代

少し話は戻るが夫の転職の話を 病に倒れ休職した夫は失業保険が出るギリギリまで家にいた 会社を辞めたいと言われた時、わたしはあんなにストレスを溜めて倒れてしまった夫を間近で見ていたから反対しなかった でもできれば家も買ったしローンあるし 次の職…

カウンセリング

前にもカウンセリングについて触れたが もう少し書き足しておく わたしが病気から抜け出せたのはカウンセラーの力がとても大きいから 5年以上わたしはカウンセリングに通った カウンセラーの自宅で受けるようになってから 時間をあまり気にせずに話せたし 料…

行ったり来たり

20年前から現在に向かって 出来るだけ時系列で書こうとしてるけど 思いついては書く、というやり方なので 時々「あ、あれも書きたかった」となって 戻ってしまうこともあると思う 自分の為の備忘録として書いているから それでもいいのだろうが、 でも本当は…

悲しみと恨み

父が亡くなった時のこと わたしの体調は最悪だった しかしやらねばならないことはたくさんあって 薬を飲みながらわたしは動いていた 夫は外面はとてもいい人なので 斎場と駅の送迎をしたり、 そつなく親戚に挨拶したりしていたが わたしには何も声をかけてく…

刺す言葉

友達なら縁を切って他人に戻ればいいけど 家族となるとそう簡単にはいかない 夫はわたしの体調が悪い時ほど きつい言葉をわたしに吐いた 寝込んで暗い顔をしていると 「一生鬱なの?」 薬を飲んでいると 「ヤク中」 なかなか鬱が治らないと 「病院行って治し…

あなたが大嫌い

鬱になってから知り合って急速に親しくなった人がいた 好みが似ていて話していても楽しい人だった お互い割と深い話までするようになり、鬱に対しても否定的ではなかったので わたしは彼女に気を許していたし理解者だと思っていた そうして数年経ったころ、…

友だち

病気になる前からの友人は誰もいなくならなかった 今思えばみんな長い目でわたしを見守ってくれていたし、全く態度も変わらずにいてくれた 鬱病に偏見がある人はいなかったし、元々のわたしの性格の方を信じてくれていたんだと思う 鬱歴が長くなると、病気に…

お薬について

鬱病というと世間では精神科のお薬をたんまり飲んでるイメージがあるかもしれない それはおおかた当たっている わたしは一番初めは抗不安剤や安定剤といったものと軽い眠剤だった でもあれよあれよという間に抗うつ剤が処方された そしてこの抗うつ剤、自分…

自分が思っているより

鬱が酷い頃わたしは孤独だった 実際は違ったのだけど、そう思い込んでいた だから誰もわたしの苦しみはわからないと思っていたし、わかろうともしないだろうと 決めつけていた わたしがどんな状態でもみんなの生活は滞りなく過ぎていくし、笑ったり出かけた…

母について②

先日愛犬が亡くなってしばらくしてから 母の家に夫とご飯を食べに行った 回転寿司を食べてから母の家に寄り、愛犬の ことを話した 母は「へえー!へえー!それはかわいそうに!」と言っていた 悲しみが伝わったというよりニュースを聞いたような感じだった …

余談

今年(2018年)に入って ブログをマメに更新できずにいる 時々書いてはいるけど 年始にきつい胃腸炎になったこと その時失神して転倒したこと 婦人科検診で引っかかり結果待ちなこと そして、愛犬が月末に亡くなったこと あまりにいろんなことが続けて重なっ…

苦い思い出

短大の時、わたしはクラスで6人グループだった その中の一人で、わたしがとても好きで憧れている人がいた 彼女は美人で明るくて字と絵がとても上手くて 誰からも好かれる人だった わたしよりも何倍も保育士に向いていた 二回生の後半だったか、彼女は欠席す…

あきらめ

遠いぼんやりとした、けれどしっかりと覚えている感覚 わたしは「死ぬ」ことが怖い だからどんなに苦しくてもわたしは自分が 死を選ぶことはないと思っていた 今すぐ意識をなくしたいとか、 数ヶ月眠り続けたいとか、 遠いところに行きたいとか、 そんなこと…

鬱の母を持つ息子

最初の鬱の時はまだ息子は小学一年生 わたしの病気のことはまだ理解できない年ごろだった わたしは段々布団に横になる時間が増えてたし、明らかに元気がなくなって ご飯もちゃんと作れなくなった まだ小学校低学年の息子にほぼ毎日のようにマンションの向か…