凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

一生もの

鬱病が世間にだいぶ周知されてきた頃

鬱病は治る病気」というのも広まった

鬱は辛いけど、適度な休養とお薬で

完治しますよ、と

再発はしやすいけど治ります

 

わたしは鬱の時、いつかわたしも寛解して

そして治ると信じていた

「もう一生このまま?」と思った時期も

あったけど心の底で諦めていなかった

 

そして実際、薬も通院もいらないまでに治り

そしてまた再発をした

 

そののちわたしの病名は双極性障害二型に

変わった

そしたら医師の言葉も変わった

「この病気は一生治りません

完治はないので、一生通院し薬を飲み続けて

ください」と言われた

 

これは堪えた

一生治らないの?

希望も何もないではないか

 

寛解の状態で日常生活を普通に送れるようには

なるし、誰にでも持病があって薬飲んだりしてるのと同じ、と言われた

血圧とか?糖尿とか?

ずっと薬飲んでる人、たくさんいるの知ってる

(現にわたしが両方飲んでいる)

でも…なんか違う

生活習慣病と躁鬱とは違う

 

結構長い間、わたしは自分がもう治らないことを悲しんだ

なんだか希望が見えなくなっていた

 

そこから立ち直るのに数年かかった

こんなもの一生持ち続けるなんて…

わたしは人生の多くの時間をこの病気と

付き合うことになるのか?

 

それでもわたしはその思いを今は手放せている

その経過はまた書こうと思う