凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

母について①

わたしが鬱になった原因のひとつは母親だ

それはわたしが産まれて育ってきたすべてが

関わってくるので、一度には書けない

まずは結婚してから鬱になるまでの母との

関係を書いてみる

 

母が大事にしたことのひとつは

「あちらの実家と同じ回数かそれ以上はうちに来るべき」

ということ

そしてお義母さんとわたしが仲良くなることを嫌がっていた

 

わたしは母が嫌いだったのに離れられず、

たいていは母の意見を受け入れていた

NOということがなかなかできなかった

そんなある日家族3人で実家に泊まった

息子がまだ3ヶ月位だった

母がいつものように「あっちの実家にも行くのか?」と聞いてきた

わたしがなんと答えたか覚えていない

ただ「もう、嫌だ」とプチっと切れた

 

もう他の家族は寝ている夜中、わたしは産まれて初めて母に反抗して大きな声を出した

「もういい!今から帰る!」と怒鳴った

わたしは泣いていた

夫と父がびっくりして起きてきた

帰ると言い張るわたしを2人がなだめる

母はなにが起こったのか?と呆然としていた

 

その時わたしは母と距離を置ければよかった

もう実家に行かない、母と会わないと決められれば…

わたしはそれができなかった

 

母に対するストレスはどうにも発散できず、

爆発したくせに夫になだめられながら

実家には律儀に顔を出していた

本当はもう限界だったのに

 

夫のことで悩んでも、子育てのことで迷ってもわたしは一切母親には話さない

もし夫と喧嘩してもわたしにはもう帰る場所はないと思っていた

誰にも辛いと言えなかった