凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

恐ろしいくらいに

鬱になって1〜2年の頃、自分がどんな風に過ごしどんな風に悪くなっていったかあまり覚えていない

ただ全然良くならないから抗うつ剤が出て、

飲んでも効かないから少しずつきつい薬になり、量も増えてった

毎日横になる時間が多いのに、コンビニのカロリーが高いものを食べ続け、おまけに抗うつ剤の副作用も出て

みるみる体重が増えていった

たぶんこの2年で20Kg以上増えた

途中で気づいてなんとかしろよ!と思うが

その頃は自分のことなんてどうでもよかった

ただ落ち込んでいくだけで、太っていくことはもちろん嫌だったのだろうけど、その為に何かしようなんてエネルギーはどこにもなかった

あまり人にも会わないし、とにかく食べている時と眠っている時だけ少し辛さが消えるので

私はひたすら眠り、ひたすら食べた

眠れない日と過眠している日が同時にあった

最初は抗うつ剤に抵抗があったと思うが、

薬を飲めば眠れるから、私はだんだんと薬に依存していく

 

けれど家族がどんな風にわたしを見ていたか、

どんな風にわたしと接していたかははっきり覚えていない

それはきっと自分の事しか考えられなかったから

周りがどうだったかなんて知らない、という日々だったのだろう

薬を飲んでもいくら眠っても食べても全然良くならなくてわたしはいつも憂鬱で不安だった

そして3年目あたりが一番つらかったような記憶がある

ある時わたしにとっての事件が起こる