凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

ああ落ちていくよ

わたしはいわゆるママ友との付き合いが苦手だった

でも子どもを通しての付き合いだから辞めるわけにもいかず、特にグループに属することもなく周りのママ友とそれなりの付き合いをしていた

(今ならママ友の付き合いが嫌ならしなくてもいいとわかるのだけど)

 

ある時一人のママ友から子育てについての勉強会に誘われた

なーんとなく嫌な予感はあった

でも断れなかった

連れて行かれたところはどう見ても「宗教色」の強い建物だった

ママ友は宗教じゃないよと言ったけど、

宗教じゃないにしても怪しい…

それでも一人帰ることもできず、丸一日

そこでいろんな話を聞いたりした

それがとてもしんどかった

後日そのママ友から家に遊びに来てとお誘いを受けた

また断れなかったわたしは自転車で遊びに行った

普通にお茶しておしゃべりしただけだったけど

わたしはもう疲弊していた

帰り道、自転車をこいでいる時にふと

「あ、わたしまた落ちていくな…」と漠然と

いやはっきりと再び暗い世界に入っていくことを確信した

 

その確信から何とかして落ちない方向に戻らなかったのか?今は不思議に思うけど、あの時は

ただただ暗い方へ自分が落ちていくのを眺めていただけだった

 

ママ友との件だけが鬱に戻った原因ではない

他にも原因はあって、それでも踏ん張っていたけどこのお誘いの件が最後の引き金になってしまったということだと思う

 

 

わたしはまた鬱になった

再発だった

また心療内科に通うことになった