凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

頭の中の音

時系列がちょっと無茶苦茶になりつつある

このブログ

行きつ戻りつしながら思いつくまま書いている

もっと最初に書く内容や順番を決めてから

始めればよかったーと悔やんだけど

もう今さら一から書く気にはならないので

このまま書いていく

 

薬の話はいくつか書いたが、

とても辛かったのは減薬と断薬だった

それもわたしにとってはある一種類の薬だけが

辛かった

それは鬱の時の不安時が強い時に出ていたもので、よく使われている薬だ

もうすこし弱い薬でいけそうになったので

その薬をやめていくことになった

1日何錠飲んでいたか、何年飲んでいたか

どれくらいの期間で断薬したか…

実ははっきり覚えてない

ただ断薬した時のあの音だけは忘れられない

 

「音」というのは、頭の中で時折

「シャンシャン」と鳴るのだ

これが本当にうるさい

24時間ずっとではないが、本当に不快だった

ネットで調べたら同じような症状で悩んでいる人はたくさんいた

耳鳴りとも違う、頭痛でもない

たくさんの大きな鈴がいっぺんに鳴るような、

としか表現がないのだけど

シャンシャンなってる時はどうしたって

治らないので、耐えるしかなかった

こうやって体の中から薬が抜けていくんだと

思うことで耐える

きっとこの音は消えていくはずだから

もう薬減らしたいんだもんね

 

何ヶ月くらい経ったか、

最強に鬱陶しかったシャンシャンの音が

鳴らなくなった

今でもあの音を思い出すと暗い気分になる

抗うつ剤や他の薬は短時間でやめても

なんともなかったのにな

あれだけはほんと、しんどかった

これもまた経験した者にしかわからない

多分誰にも話さなかったような気がする

 

辛い時は薬が必要だ

薬を必要以上に恐れることもない

でも何も考えずにたくさんの薬を何年も

飲んでいるときはたまにはふと立ち止まって

すべてが必要なものか考えた方がいい

時々医師によっては多めの薬を処方する人も

いるから

 

でも前にも書いたけど、自己治癒力というのか

自然と体がある一定の薬を飲むのを拒否し始める

もうこれはいらない、と

わたしはその感覚を大事にしている

今までその勘は外れてない

あのシャンシャンも辛かったけど、

あの時がやめ時だったと思っている

 

鬱が治ったと自分で思ってすぐに勝手に薬を

やめてしまうのは危険だけどね

薬の減らし時ややめ時って医師よりも

自分が一番よくわかってると思う

(※ただし、ちゃんと躁鬱から脱してから)

 

薬には効き目ももちろんあるけれど

必ず副作用もある

わたしは今は元気になったけど、この先

なんらかの副作用が出ないとも言えない

けどね、もう飲んじゃったからね

何年も、たくさんの量を

今さら焦って不安になっても仕方ない

大丈夫だろうというか

大丈夫なことにしよう!と自分で決めた

必要だった時期もあったから

それを否定したくないし

自分の自己治癒力をわたしはかなり信じている

 

これもまた一人一人違うから難しい