凜と生きる

私が経験した「鬱」というものについて

休職時代

少し話は戻るが夫の転職の話を

 

病に倒れ休職した夫は失業保険が出るギリギリまで家にいた

会社を辞めたいと言われた時、わたしはあんなにストレスを溜めて倒れてしまった夫を間近で見ていたから反対しなかった

でもできれば家も買ったしローンあるし

次の職場を見つけてからにして欲しかった

けれど夫は何も決めずに辞めた

 

次の仕事があるのか、わたしはとても心配だったけど「仕事決まった?」「まだなの?」という言葉は絶対言わないようにした

逆の立場なら言われたくないから

きっと夫ならちゃんと再就職できると信じるしかなかった

多分年収は下がるだろうな

今度は名も知らない会社かもな

いろんな不安はあったけど…

でも本人は「いざとなったらどんな仕事でもする」と覚悟はあったようだった

 

それよりもわたしがしんどかったのは

毎日24時間夫が家にいること!!

それまでは忙し過ぎて子育てはノータッチ

家事も一切やらず、たまに「もっと掃除しろ」

「きれいに片付けろ」と怒るだけの人だった

 

それが毎日いるからいろんなものが見える

細かいことに口を出す

今頃になって小学生の子どものことに口を出してくる…

わたしはストレスでいっぱいになった

新婚の頃は多忙で家にいないことが寂しくて

たまらなかったのにな

うまくいかないものだ

 

そして夫は子どもに対してものすごく干渉する

ようになった

甘やかすのではなく、怒り始めた

その怒り方が尋常じゃなく

家庭の形が歪んでいくのが見えた